いつも新聞のお悔やみ欄を朝から見ることが日課になっています。

なんでそんなことを?と思うかもしれませんが、この年齢になると同世代の方の親御さんが亡くなる事が多いことや、世話になった方たちが高齢になり、ちょうど平均寿命を超えたあたりになる方も多くいます。

 

ちょうど学生時代にバイト先で親切にしてくれた社員の方や、新聞配達していた時に新聞屋さんのおじさんやおばさん、子供のころの近所のおじさんやおばさんなどはちょうど80歳を超えたあたりです。

もし世話になったと思う方がいたらと思いみているんです。

 

 

今朝の新聞で北区に住んでいたころのお友達のお父さんの名前がでていました。もう94歳になっていました。

僕は中2で中学校を移りましたので、元のいた中学にいた同級生でした。

家には何度か遊びにいく、お父さんにはアイスクリームなんかを買ってもらった事があります。

そんな思い出しかないのですが、当時そのお父さんも30歳代でしょう。

僕が、アイスとコーラとどっちがいい?と聞かれて、答えられないでいるとどっちも買ってやるから、コーラにアイスを浮かべて食べようかと言われて、大きな声でうん!と言った覚えがありました。

 

当時はそんなお父さんがあちらこちらにいたものです。

その後どういう人生をたどったのかは知る由もありませんが、お悔やみ欄を見て名前に見覚えがある人がいる度に、載ってる住所をグーグルアースで調べて、ここ見覚えがあると再確認をするのです。

 

暇人なの?と思うかもしれませんが、亡くなった方の供養は思い出を思い出す事だと思っています。

 

なので、それでいいのだと思います。

 

もう葬儀は終了になっていました。

 

今日母にその話をすると、あんたがそれが一番の供養だというのならそれでいいんだよ。私にはわからないけど、あんたはお坊さんの勉強をしたんだから、あんたの思うようにしたらいい。

 

そういいます。

そうなのです、僕は一度は仏道を志し、勉強もしたものでした。

 

母と昼にはそんな会話をしていました。