今日は当院で行いはじめたマイクロカレント(微弱電流)の治療に関してです。
いつも、鍼をして低周波(EMS)を流す方は割と多いのですが、微弱を流すことはそれほど多くありませんでした。
微弱は電圧や電流は弱く、微弱ですがマイナスイオンと言われる電子を流す治療です。
世界的には1980年台には確立してた治療ですが、日本では対応する機種がでていませんでした。
それで当院ではこの度、微弱対応の機種が今年の春に出たのを知り、3台購入しました。助成金という国の補助金で購入したものです。
これは次のような効果が知られています。
マイクロカレントは 筋収縮を起こさない微弱電流(μA) で、ATP産生を最大40〜50%促進するという研究報告があります(Cheng et al., Clin Orthop Relat Res, 1982)。
周波数が低いほど細胞修復・炎症コントロール系、
高いほど感覚神経・鎮痛系に影響が強くなります。
したがって、
0.3〜3Hz:治癒・修復
5〜20Hz:循環・リラックス
つまりは低周波のように筋肉を動かしてのマッサージ効果よりもATP産生をするというところが決定的に違う治療なのです。
低い周波数を顔面に刺した針に流すと、コラーゲンが増えることが知られており、それにより深いしわが浅くなったり、皮膚がもちもちしてくるという可能性があります。
とりあえずは使ってみて、どうなるだろうと思っています。
試しの被験者は僕がやってみます。
もちろん患者さんでもどんどんやっていきます。
先ほど母のところにも行ってきました。
やはり、昨日の帰りたい帰りたいはまったくなく、今日は元気で居眠りもしていません。
僕がいくと、あれ?おやつは?と。
早速もっていった源氏パイを渡すと、それを開けて食べていました。
やはり寝ると忘れるんですね。
まあ、今回はよかったと思いました。