今日はとても寒い日で札幌の昼間でも気温はマイナス6度を超えています。

夜にはマイナス10度は確実でしょう。

 

こんな日は早く帰りたいものです。

子供のころに父によく言われていた事がらがあります。

何度かここのブログに登場しますが、今を耐えることという事です。

 

今はではありません。今をです。

 

 

父なりにきっとこの言葉の意味があるのでしょう。

 

 

最初に言われたのは小学生のころなんだろうと思うのですが、はっきりと覚えていません。

はっきりと言われた事が僕が26歳で手術になった日の事です。

 

 

僕の手術は心臓の手術でしたので、両親もおそらくはダメかもしれないと思ったはずです。

 

父は、今を耐えることだ。そうしたら必ず未来につながる。そういわれました。

 

朝9時過ぎから夕方までかかった手術でしたが、本人は起きたらICUにいて話すことも顔を動かすこともできない状態でした。

 

ここがどこなのか・・・しばらく考えた後に、あ、手術をしたんだ。生きているんだと我に返ったことを鮮明に覚えています。

 

とにかく動けない苦しいと思うと同時に、父が言った今を耐える事だという言葉が何度も何度も反芻されました。

 

僕の中でも今を耐える、今を耐えると考えながら時を過ごしました。

 

壁にかけてある時計を見ると11時半。

9時に入ったのだからまだ2時間半?いや、夜の11時半かと考えていたら、ICU専属のナースが目が覚めた事を知り、やってきました。

 

今は夜の11時半です。あなたの手術は成功しましたよ。お疲れ様でしたといって手を握ってくれました。

 

 

がんばれと言われたらきっと頑張れないかもしれません。

父の耐えることという言葉だけが僕のたったひとつの拠り所でした。

 

 

父が亡くなってもう7年。時折この言葉を思い出すのです。

認知症になった母の暴言があっても、泣きたくなるような苦しいことがあっても、今を耐えることという

父の教えは人生の中の柱になっていて、その言葉を思い出すのです。