昨日のブログの続きを早く書いてというお声をいただきましてありがとうございます。
では、続きです。
2年の実務をなんとか訪問の置き薬の販売員をやることで終了をして、実務経験を作りました。
これは実際には以外に大変なことで、土日や仕事終わった夜間にご家庭を訪問して薬を入れ替えや補充することをしないといけませんし、時には薬の説明も求められますので、いろいろ調べて返答します。
これで実務経験を終えて試験を受けるのですが、合格率は約50%くらい。
ほとんどがドラッグストアでの販売歴を持ち、現役でお仕事されている方が多いのです。
その中で50%ですので、なかなか勉強をしないといけませんでした。
特に西洋医薬のアセトアミノフェンとか、ロキソプロフェンとか少しだけ覚えるのに面倒なカタカナ文字は結構苦労したものです。
合格して、薬店を開くことになるのですが、保健所は過去に例がない鍼灸整骨院との薬局の併用店に厳しい目を向けます。
あなたがおひとりで??いやいや、それは無理でしょ?
法律的には可能ですよね?
そうだけど、同じ時間に同時に開くことはできませんよ。つまりは、鍼灸整骨院をやってるときには薬屋さんは閉めていてもらいます。
逆に薬屋さんをやってるときは整骨院を閉めてもらいます。
え?そうなのですか?
原則でいくとそうです。同時にあなたは存在しないのですから。
このやり取りが最終的に、薬店を閉院するまで追い込まれるのです。
薬局の開業時間を、午後12時~2時までと短い時間での開業としました。
これだと昼休みだけやってる形をとることで、鍼灸整骨院を普通にやることができます。
ところが患者さんはうちにやってくる患者さんですので、薬を出すのもこの患者さんたちに出しているのですから、12時~2時までの時間に合わせてくるわけじゃありません。
保健所は幾度となく、抜き打ちで見にくることになります。
あれ?今は午後4時ですが薬屋さんの電気ついてますね?
とか、あれ?その白衣は整骨院の白衣ですね?薬店の白衣は別だったはずですね?
とまあ、難癖的ないちゃもんに聞こえますが、一応は法律的にはそうすることが必要だったのです。
何度保健所に行ったことでしょう。
呼び出しをくらい、始末書を何度も書きました。
これが10年にわたる保健所との攻防でした。
