子宮筋腫は女性の生殖器で最も多い良性の腫瘍のひとつである。ほとんどは無症状で経過するのだが、中には出血をしたり腹部を触るとしこりができていたり圧迫されるなどの症状があったりする。

捻転などで痛みが生じるのは多発性子宮筋腫が多い。本病のはっきりした原因は不明だが、現代医学ではホルモン療法や手術になるが理想的な治療法はない。

現代の本病に対する鍼灸治療の報告は1950年代の中期から始まり、60年代初頭にかけて100例以上の臨床例が報告され阿是穴の火鍼と遠道穴の刺鍼を組み合わせて効果を上げている。

治療——————–
●体鍼
主穴:子宮 曲骨 横骨
   子宮穴の位置 中極穴の外方3寸
配穴:三陰交 次りょう 血海 腎愈 復留

治療方法——————–
主穴より1~2穴とり、交代で使用する。症状によって配穴をくわえる。子宮穴は0、8~1寸の深さに斜刺し、曲骨と横骨は直刺で0、6~0、8寸の深さに得気があるまで刺入し平補平瀉の後に15分程度置鍼する。
体穴はすべて左右とる。

治療効果——————–
治癒 エコー検査で筋腫が消失している。 ほぼ治癒 子宮筋腫が70%程度消失した。
有効 子宮筋腫の体積の縮小が30%に満たない
無効 治療の前後で筋腫の体積が縮小しない
346例治療し、治癒288例(83,2%)ほぼ治癒39例(11,2%) 有効19例(5,5%)で有効率は100%だった(上海中医薬大データより)治癒した筋腫で最大のものは子供の頭ほどで最小は卵黄くらいだった。

●体鍼 2——————–
主穴:阿是穴 内関 照海
阿是穴の位置 筋腫

治療方法——————–
主穴は全部とり、体穴は左右とも使う。患者に排尿させて膀胱を空にして阿是穴に3~4本、0、6寸~0、8寸程度刺す。平補平瀉してから15分程度置鍼する。

治療効果——————–
20例を治療して、治癒15例、著効3例、有効2例で有効率100%。

●電気針——————–
主穴:関元 子宮 秩辺
配穴:血海 陽陵泉 三陰交

治療方法——————–
32号2寸で直刺する。得気があればパルスに接続して10分刺激する。
毎日1回で15日は治療する。

治療効果——————–
42例を治療し治癒33例 有効9例 有効率100%だった。

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