午前の母は、食堂で眠ったふりをしています。

僕が行くと、介護士さんがさっきから寝たふりだとは思うのですが、起きないんです。

そうですか・・・わかりました。一緒に部屋に連れていきますね。

そう言うと、部屋まで車いすを押していくと、部屋にはいると母はいいます。

なんかうまい物もってきたのかい?

いやいや、おやつは少し買ったけどさ、なんで居眠りしてるの?

眠ったふりかい?さっき一度風呂に入りますと言われたのさ。それで眠たくて風呂どころじゃないと言って

入らなかったんだ。

だから居眠りしてるふりを?

最初はふりだったけど、途中でほんとに寝たから嘘ではないよ。

困ったね・・それは。

なんであんたが困る?

お風呂には入らないと。

あんたが私がお風呂はいらなくてなぜ困るの?

みんなに心配かけるでしょ?迷惑かけるし

迷惑?心配?あんたさ、何を勘違いしてるのか知らんけど、ここの従業員は金で雇われているだけだよ。本気で心配なんてする人がいるとでも思うの?迷惑というのは、入らないのを記録に書くと、なぜ促さないのだときっと上司に言われるくらいの話だよ。

うん。そうかもしれないけど。

ここのお風呂は嫌なんだ。午前中いっぱいは同じお湯だし、この時間ならもう5人は入ってるでしょ?

うん・・・

あんたさ、他人が5人はいったお湯に入れる?気にしない人もいるのだろうけど私は嫌だ。

毎回お湯を入れ替えるわけにもいかないでしょ?

それはわかる。でも、気持ち悪いと思いながらお湯につかるのはもっと嫌だ。

先日もお風呂に入るのを嫌がる理由を同じことを言っていたので、単なる認知で言うのではなく本気で嫌なのでしょう。

とすると、これは施設側に言わないといけない問題です。

一番風呂ににしてもらうか、午後一にするか。

午後もお湯は入れ替えるらしいです。

私は決して神経質なタイプじゃないと思うけど、お風呂はさ・・

わかったよ、今度最初なら考える?

うん。そん時は考えるよ

施設側と相談してみます。

結果はまた今度お話します。