今日も昼休みに母のところに顔を出すと、いつものように久しぶりだねと言います。

 

これももう慣れたので、うん、久しぶりと言います。

否定するのは認知症の方にとってはつらいことです。思い出そうとしても思い出せないことですから。

 

最初はショックではありました。

どの人もそうだと思います。

 

最初はショックで昨日も来たじゃん!と言ったこともあったと思います。

母は一瞬顔を曇らせて、全然違う方を向いてしまいました。

 

本人にストレスを与えるのはよくないことです。昨日も来たってことを言う事は、こちら側のストレスの発散にしかならないのです。

 

その場合は飲みこみます。続くとこちらのストレスがたまっちゃいますから、どこかで発想の転換が必要です。

転換とは割り切りです。

 

もう自分の知ってる母ではない。もうあの頃の母は遠くに行ってしまったのだ。だから今は受け止めること。

 

これができるかどうか。

 

難しい事です。亡くなったのなら時間とともに受け入れることは可能かもしれません。

でも、本人がそこにいても認知症という疾病になって昔の母はいないと受け止めないといけません。

 

ここをよく読んでくれる方は同じ境遇の介護をしていたり施設に親が入ったいたりする人もいます。

将来的に親がそうなるかもしれないと思ってる人もいます。

 

みんな通る道だと思えれば、少しは気持ちも軽くなるかもしれません。

 

今朝ユーチューブで北方領土の風景をうつしている方の配信を見ていました。

択捉島や歯舞諸島の風景が写っていました。

 

きっと母もこの風景を見たのだろうと思いながら朝4時半の暗いうちから見入っていました。

 

時代は移り変わります。

北方領土が今後どうなっていくのかは予想もできません。

昔のように日本人がいけるようになるのか、ロシアの領土として二度と踏み込むことができない土地になるのかもしれません。

 

でも母が確かにその土地に住み、生活をしてたのです。

 

貝殻をたくさん拾ったんだよ。

そう言って貝殻島を紹介していましたので、ぜひ見てみたいなと思っています。