今だに、鍼灸業界の問題をいろいろと僕に伝えてくれる人がいます。

僕もそういう人にはできる限りの今までの経験をお話します。

 

今度東京でお会いしませんか?聞きたいです。

 

そう言われると、僕もタイミングを合わせていくときに会いましょうか?今度行くときには連絡しますなんてお話をしてしまいます。

 

もう何年も前の事ですが、業界団体の役員を長くして一時は副理事長職にもなっていた時期もありました。

国会議員さんと話し合いをしたり厚労省と話し合いをしたり。

その前には裁判もしたりもしましたので、現存する鍼灸師の中ではよく戦ってきた方なのかもしれません。

 

僕は全国の病院で鍼治療ができること、できるようになる事を夢みていました。

となると、鍼灸の保険点数化と、外に出す場合は処方箋とする形で鍼灸ができればいいと思っていました。

そうすると、きっと国民の多くはアクセスしやすくなりますし、それとともに鍼灸の症例は飛躍的に伸びます。そうすると研究も盛んになります。

 

良いことだと思っていました。

 

ところが多くの鍼灸師はそうは考えなかったのです。

 

 

というのも、鍼灸の業界団体というのは鍼灸の団体ではなく、鍼灸師の団体であり、鍼灸師の損得を一番に考えるからです。

 

病院でできるようになる事は、開業鍼灸師のためにならないと多くの鍼灸師は考えてしまいました。

いやいや、違うでしょ?鍼灸の受療率が高くなればいいし、今の5%程度の受療率が30%くらいになれば6倍です。

処方箋でかかればいいし、別に自由診療を選択してもいいわけで。

 

美容なんかも、保険診療を選択しない外科医がきちんとやってるし、薬局は病院の中で働く薬剤師もいれば、門前薬局といわれる調剤薬局で働いている人もいるし、ドラッグストアでも働いている人もいる。

 

鍼灸師もその選択ができればいいじゃないか?

 

そう思ったのです。

 

でも当時の業界団体は僕に意見はダメだということになってしまいました。

 

鍼灸師のための団体の役員がそんな事を言ってはいけない

 

そんな風潮になってしまうのです。

 

いつしか、業界の面汚し的な扱いを受けるようになっていくのです。

 

がっかりでした。