昼に行くと、また母と介護士さんの男性が言い争いをしていて、聞いてると母は自分が食堂にいるのに、部屋に帰らせるというのはどういう事だと文句を言ってるようです。

あんた達さ、私が部屋にいたら食堂に行きましょうって連れていくのに、今度は部屋に帰りましょうって自分の意思で戻るときは戻るからほっておいてくれないかい?あたしがどこにいようと勝手でしょ?

いや、食堂はごはんを食べる時で今は、みんなお昼寝の時間になったからお部屋に戻りましょうってことなんですよ。

いやいや、それは昼寝する人はしたらいい。私は昼寝は今はしないって。だからここにいるんだっての。

なんであんたらが指図するんだい!

いや、お昼寝の時間だから・・

昼寝の時間なんてあんたらの決めたことでしょ!私じゃないよ!

母の言い分はなんとなくわかります。しかし介護士さんの都合もわかります。

この時間はみんなでお昼寝の時間なのでしょう。

そうして、それぞれ裏話ですが、この時間を使って記録を付けるのが介護士さんの仕事なのです。

ちょうどいいところに息子さんがきてくださった。部屋にお二人でいってお話してください。

いやいや、ここでいい。ここで今日は話したい。

そう言い張る母に、ちょっと部屋にいこう。ここじゃ食べられないおいしいものを買ったからさ。

美味しいもの?

なんだろう・・・

ここじゃ出せないので、部屋にいこ。

ようやく部屋に戻る事に納得したようです。

なんだい?おいしい物って。

これだよ、あんまん!

なーんだ、あんまんか。もっといい物かと思ったのに。

もっといいもの?なんだろう。もっといい物って何があるの?

焼酎とか、ワインとか。

飲めないのに何言ってるんだい。

怒りの顔が少し笑みがでるようになり、僕も少し心が落ち着いてきました。

集団生活の悪いところは、個人の自由がそれほど認められないことなのです。

どうしても集団である以上は規律をとらないといけません。

そのためには、寝る時間、食べる時間、お風呂の時間と決まった時間に規律を守ってる人、施設の場合は介護士さんのいう事を聞く必要があるのです。

母のところからの帰りに、介護士さんが玄関にきて、ご長男さん申し訳ないです。ありがとうございました。

いえいえ。こちらこそ。

そんな話で帰りました