今日は午前にホットペッパーの打ち合わせもあり、母のところには9時過ぎに行きました。

母は、昨日あまり寝れなかったからか、眠い様子で、僕が隣に座って話しかけてもあまりはっきりしません。

 

眠いの?あまり寝れなかった?

 

うん・・寝れなかったけど、好きな時間に寝たいし、好きな時間に起きたい。でも、ここはそれを許してくれない。

 

うん、共同生活だしね。

 

 

それがさ、なんでこの年になってみんなに合わせないといけないのかわからない。

 

あんたが、私にこんな苦労をさせているんだよ。

 

え?・・・そうか・・そうなのかな。

 

 

確かにこういう施設はみんなと同じ時間に食べて、同じ時間に体操をして同じ時間に寝るのです。

共同生活というのはそういうものです。

それが嫌だから、施設に入りたくないという人は多くいるのでしょう。

管理する方からすると、同じようにしてくれないと困るわけです。

 

今日はお風呂なので、順番に入りますよ!渡邊さんは次の次です。

 

介護士さんが部屋の外から声をかけると、母が言うわけです。

 

お風呂に入る時間まで、順番にと。

これが嫌なんだって言ってるのに、わかんないんだな。

 

いやいや、順番は守ろうよ。次の次に入りたくなかったらその次でもいいしさ。

 

家にいる時だって決して好きにはいってたわけではありません。

父が入ってからとか、ぬるくならない前とか自分の中で決めごとを作っていたはずです。

 

だから、今の母は我儘なわけです。

 

認知がそうさせているのか、それとも単に甘えなのでしょうか。

それはわからないですが、どちらにしても人間はどこで生きたってルールがあります。

 

そんな事を母に説いても仕方ありません。

 

なだめておだててお風呂に入ってもらう事が一番なのです。

 

ねー、お風呂にはいったらきっと気持ちいいからさ。

 

なにも気持ちよくないよ。

 

いや、今日は寒いしお風呂は温めるから、入ってごらん。

 

寒くないし。

 

寝れなかったのは寒かったからじゃない?温まって寝てみたら寝れるかもしれないから。

 

うーん・・そうなのかな

 

うん、そうだよ。きっと温めたら寝れるし。

 

肩こりがある母の肩をもみながら母に話しかけます。

 

じゃそうするかな。

 

やっとその気になったようです。

これで入ってくれるでしょうか。

 

また明日確認しにこなきゃいけません。