今日母のところに行ってきましたが、座るやいなや、あんた、母はどこに行ったのかしってるかい?

 

そう聞かれました。

 

母というと、僕から見ると祖母だと思いますのでおばあちゃんの事?と聞くと、

 

そうだよ。ちよさんの事だよ、最近見ないからさ、どうしてるかと思って昨日からずっと考えていた。

 

そうか・・うんとね、もう何年も前に亡くなってるんだよ。かなり前にだよ

 

え?あんたは葬式にでたの?私は聴いてないし、でてもいないよ。

 

 

ここで説明させてください。

祖母は、明治45年生まれで、生きていればもう131歳になるはずです。80歳代には亡くなっていますので、もう30?40年前くらいになるでしょう。

その昔、僕が東京から一人で入院してる祖母を一人で、北海道に連れてかえってきた話をここで書いたことがあります。

 

 

その祖母を今生きてると思ってるのでしょう。

記憶が混乱というか、前後入り乱れています。

 

おばあちゃんは、ずいぶん昔に亡くなったんだよね。だからさ、きっと探してもいないしここに来ることもないよ。

 

そうなの?亡くなっていたんだ・・知らなかった。

 

そっか、知らなかったんだね。なら仕方ないね。

 

ずっと昨日から心配でさ、どうしてるかなと思っていたんだよ。

 

そうなんだね、解決してよかったよ。

 

ならお父さんは??

 

お父さん?って俊彦?のことかな?

 

うん、そうだよ。

 

僕の父の俊彦です。父はもう8年になりますが、亡くなっています。もちろん母はその頃は認知でもなく、元気でしたので、喪主を務めてもいるんです。

 

お父さんだね。もう亡くなったよ。

 

え?亡くなったの?いつ?知らなかった・・

 

8年前かな、お墓には何度か一緒に行ったんだよ。

 

私が??墓に??

 

うん、言ったんだ。でも覚えてないのだったら仕方ないよ、今日から覚えておいて。

 

そうか・・・私は一人になっちゃったんだね。

 

僕がまだいるよ、先に亡くならないからさ、大丈夫だと思うよ。

 

あんたは息子だもの・・先になくなったら許さないよ。

 

そうだね。

 

 

この会話で大事な事は絶対に否定しないこと、それと受け入れて必ず解決することです。

ここで疑問をもたせてしまったらずっとそれに引き込まれ、心は穏やかにいられないでしょう。

 

だから否定しないのです。

 

また明日ね。明日はプリンかってくるね。

 

わかったよ・・・