いつも母のところにうちの待合室で読み終わった雑誌などをもっていくのですが、最近は目を通すこともなくなってきました。
あれ?この間もってきた女性自身って読んでない?先日と同じ場所にあるね?
うん?あー・・・・読んでないかな。でも読まなくてもいい。
え?いらないの?
うん、読まないのでみんなの食堂にでも置いてきて。もう読まない。
どうして?目が見えないのかな?老眼だから??
いや・・・書いている事もよくわからないし、意味がよくわからなくなってきた。読んでもわからないんだ。
そう・・・そうなんだね。わかったよ。また持ってくるけど、写真とか見るといいよ。記事はみても仕方ないしね。
うん・・・
こんなやり取りが母とありました。
数か月前はもう小説を読めないと言っていたと思いましたが、雑誌にも興味があまりに亡くなってきてしまったということなのです。
雑誌の記事は基本的には、三面記事というか世の中の出来事のちょっとばかり深堀した内容です。
新聞記事よりは面白おかしく書いているのが週刊誌だと思っています。
老いていくという事は世の中にも興味を持てなくなってくるということ。
テレビをつけていても、音声が鳴っていても内容を抑えている感じではありません。
なので、ニュースなどをみても内容までは理解していないのでしょう。
それが90歳代ということなのです。
僕は90歳代とも病院勤務でしたので接してきました。
100歳代はいまだに経験がありませんが、93歳くらいまでの高齢者の入院のリハビリテーションを担当したりしていました。
しかし、やはり世の中に興味が持ててない様子で、外の天気にすら、わたしにないも関係ないと思うようになってくるものです。
でも、事実そうでもその子供としてそれを受け入れているだけではいけません。
なんとか興味のもてるものを探して、喜ばせたいのです。
なにか見つけたらまた上げさせてもらいます。
