母のところに雑誌をもっていくと、今日はいらないといいます。
もう週刊誌いらないから。
え?あんなに本が好きだったのに・・・もう読みたくないの?
嘘ばかり書いてるし、人のことを書かれても興味が持てない。誰が結婚したとか離婚したとか、90歳になる私に興味がもてると?
いや、そうじゃないけど、世間話レベルだから。
うーん。私はもう知らなくていいことは知らなくていい。そんな人の事で頭に来たり、イライラしたりするのも
もういらないかなと思っている。
そっか、確かにそうだね。でも嘘ばかりとは?
以前からだけど、大げさでしょ?なんでもかんでも。アメリカが経済破綻するとか、第3次世界大戦が始まるとか、世間を驚かせたり、脅かしたりしてるだけ。
破綻しないというの?
アメリカが経済破綻したら、世界が破綻するし、そんな風にならないように学習してきたはずだ。それに過去に経済恐慌が起きたけど、結局は復興してきてるんだよ。数年はダメな時期もあるかもしれないけど、週刊誌は世間を惑わすだけだね。
戦争は?
戦争はあるだろうさ、しかし世界大戦になる?そんなバカな。人間は過去に世界大戦を経験して多くの人が亡くなってさ。
それを繰り返すほど馬鹿だというの?
週刊誌は世界大戦の始まりだとか書いてる。人を惑わすのもダメだ。週刊誌というのはそういう存在なんだなと90歳になって思うよ。
確かにそうだね。そうかもしれない。週刊誌とかはさ、そういう可能性を書いてるだけでさ、いい可能性だとわくわくするし、悪い可能性だとゾクゾクするし、それを味わうのが週刊誌っていう存在なんだよ。
だから、持ってはくるけど読みたくなかったら読まなくていいんだよ。
うん。ありがとう。
今日はずいぶん饒舌に話するね。頭がさえている気がするよ。
いやいや、いつもさえてるつもりさ。でも、そう思ってても年は取ってきた。今日はゆっくり寝たからね。
いつも寝てないんだっけ?
寝てるさ、でも昨日は深く寝れた。だからすっきりする気がする。
もうあんたも、午後からの診療が始まるよ、さ、帰ってがんばってきな。私は昼寝をするとするよ。
母はいつになく饒舌でした。
確かに言うことは間違ってるところはなくうなずけることが多く、今日は認知を感じない日でした。
