今日は自分の定期で通ってる病院に午前は行ってきました。
午後からは日常の診療です。
合間に母の面会に行ってきました。
弟に聞くと昨日行ってきたというので、僕が顔出した13時~13時30分を過ぎてからいったのでしょう。
母に聞くと、来てないといいます。
私がきっとわからないんだね・・・わからないと言わないでおいてくれるかい?申し訳ないから。
そうだね、言わないでおくから大丈夫だよ。
こうやってどんどん忘れていくんだ。記憶というのはなんでなのかな。脳がダメなのかな。
ダメってことはないよ。まあ、みんなそうなるんだし気にすることはないよ。忘れたっていいんだよ。
そうかい?でもそのうちあんたが来たことも忘れ、あんたの顔も忘れる日が来るかもしれない。
そうだね・・・そういう日が来るかもしれないけど、それでもいいじゃん。僕はちゃんと覚えていると思うよ。その時はまだ若いはずだから。
そうだね。忘れてもきっと表面上は覚えていなくても心の奥底でわかってるはずだと思う。だから許しておくれ。
うん。いいんだよ。気にするんじゃない。老いていくというのはそういうものなんだし、それはみんなどんな人も順番なんだし。
こんなに生きるべきじゃなかったね・・・・こんな思いをすることはなかったのに。
寿命は自分で決められるものじゃないよ、与えられた寿命を生きれるだけ生きればいいんだよ。
そうだね・・・あんたはさすがに、仏の道を勉強しただけあって良いことも言うね。
僕はもう数十年前に、治療に行きつまりもあり、また自分の人生の辛さや父の生き方を見てもっと奥を勉強したいと思って仏道の勉強をしました。
僧侶にはなったのですが、ますます闇は深くなるばかりです。
なので、途中でそれを終え、治療の道を行きました。
母は弟が来たことを覚えてないこと、それでそれを弟に知られる事が傷つけるんじゃないかと心配しているようでした。
そんなことを心配できるなんてびっくりだったのです。
人への配慮などは認知というのはできなくなるものです。
もしや毎日聞いてるCDがいいのか??
そう思ったくらいです。
明日から札幌は10度を超えるはずです。
暖かくなる日ももうすぐそこでしょう。