日本はゴールデンウイークという祝日の連休の真っ最中です。
ここ札幌はちょうど桜の時期と重なりますので、賑わいがまた格別です。
去年の今頃は母のリハビリテーション病院への転院でしたので、大変なころでした。
今年は少しだけ落ち着ているといっていいでしょうか。
父が亡くなった日が3日ですので、5月には特別な思いがあります。
思えば7年ほど前になりますが、2日に電話をしたばかりで墓参りに連休中に行こうかと話しをしていて
その翌日の朝に亡くなっていたのです。
本人は闘病生活をしたわけでもなんでもないので、つらい時期が短かったと思うのです。
みんなは寝てるときに亡くなるなんて本人はなにも気が付かなかったんだねと口々に言っていますが、僕は実は気が付いていました。
喉にかきむしった爪痕と、爪に皮膚が少し食い込んでたのを。
きっと亡くなる数時間?数十分は苦しかったと思うのです。検死では循環障害ということでしたので
酸素が欠乏して亡くなったと考えていいでしょうが、その最後は想像を絶する苦しみだったに違いありません。
これは母には言っていません。
いうときっとショックを受けると思ったのです。
母は、眠るように亡くなってよかったねーと当時は言っていましたしそれで母の気持ちは少し軽くなったと思うのです。
昨日は母は先日は逆にすこぶる機嫌もよく、おやつあるから食べなさい。と僕が先日買ってきたプリッツを出してくれました。
僕は先日僕が買ったものだよちょも言わずに、ありがとう~。これおいしいよねというと、いつだったか誰かが勝手においていったととぼけたことをいうのです。
お菓子をいくれるおじさんがいるんだね?というと、
そうそう、勝手にもってくる人がいる。
僕を目の前にしていうので、笑いたいのを必死でこらえました。
よかったね。というと、うんうん、おやつ不足なのを知ってるんだなと言います。
そんな会話でもうれしいと思えるのが不思議なものです。
以前の僕なら真面目な堅物でしたので、冗談を言うな!と怒ったのかもしれません。
でも、これも年の功なのでしょう。
今度はなにが食べたい?なにか食べたいものはないの?
うーん。ないなぁ。おいしいものはなんでも食べたからさ。もっとおいしいものならいいけど。
美味しいものかぁ・・・ハードルが上がってしまいました。