母のところが昨日お話したようにコロナが発生してしまい、1週間は入館禁止になってしまいました。

 

母はなんとか認知が進行せずに保っていれたのは、少しでも刺激のある生活をと思い、毎日僕がお話をしにいってたりと思っているので、それができないのはつらいことです。

進行せずにいてくれるといいのですが。

 

 

考えた末に、古本屋で漫画の本を買おうと思い立ち、南14?くらいある古本屋に行って漫画を買ってきました。

 

普段漫画を読まないので、なにを買っていいのか悩みましたが、わかりやすい内容で、文字がそれほど多くなく、考えずに読める内容で少し笑えるのがいいかなと思って、こぼちゃんとかサザエさんを探しました。

 

 

結局は二冊の漫画と、雑誌を一冊もっていきました。

 

 

施設の一階の受付の方が、あ~渡辺さん、今日は実は・・・・と言いながら、申し訳なさそうな顔をするので

今日は面会にきたわけじゃないんです。

これを渡してほしくて・・・

 

 

え?

漫画ですか?

 

はい。頭の体操くらいにならないかなと思って買ってきました。

 

あ、なりますなります!いいですね!

 

そう言ってくれて助かります。よかった・・・・

 

間違いなくご本人さんに渡すようにしますよ。お母さん喜びますね。

 

いやいや、喜びはしないでしょうが、暇ならきっと読むはずです。なのでそれを期待して。

 

子供の頃は漫画は悪でした。

小学校の頃に、漫画を買うと父に怒られて捨てられてしまいました。

 

それから僕は漫画を読むのをやめてしまいました。

小学校6年くらいにはなっていたと思います。

 

母が捨てられた漫画を拾ってもってきてくれました。

 

これ部屋でこっそり見たらいいよ、こっちに持ってこないでね。

 

父の世界では漫画を読むのは良くないことと考えていたようでした。

子供が漫画を読む事を悪いことをしているように怒鳴ったりしていたんです。

 

僕は理由はわからなかったんですが、怒る理由があるんだろうと思い、抵抗はしませんでした。

 

父は孤児でしたので、独特の教育論というか、独自の子育て論があったように思います。

まだ今なら、孤児で仕方がないのだろうと思えるのですが、当時は自分の感情を捨てるしかなく、怒りも悲しみもすべてもたないようにしました。

 

漫画はある意味では象徴でした。

 

その漫画にこうやって助けられるのです。不思議なものです