今日も昼休みに母のところに行ってきました
母は食後だったので、ベット上で横になっています。
まだ頭がはっきりしないので、あまり会話は成り立ちません。
今日はテレビをつけてみると、テレビでは大阪で発生した火災をやっていました。
道頓堀の火災です。
僕がそのニュースを見てると母はつぶやいてるようで、テレビを小さくして声をなんとか聞こうと耳を傾けます。
私は18歳かな、19歳・・そのくらいの時にうちの裏の家が火事になったんだよ。
え?自宅の裏?
うん・・・・家の裏の家だった。根室にいたんだ。その頃に。
根室だったんだね。
18歳というと高校を卒業後に根室病院に勤務したころでしょうか?
その頃に火事に遭遇したというのです。
逃げたんでしょ?
いや、逃げなかった。
逃げれなかったんだよ、手も震えて、足も震えて・・・がたがたって言って。初めてだったんだよ、あんな経験。腰が抜けて、その場に立ち尽くしたんだよ。
裏の窓を開けて、外が真っ赤だった。
私は一人だったんだよ。あんたのおばあちゃんはまだ帰ってきていなかったから、たぶん夜の8時か9時か・・・おばあちゃんはいつも10時、11時だったから。
そうだったんだね・・・
とにかく熱かった。こっちが焼けるかと思った時に、後ろから引っ張られて。
うんうん・・・
消防士さんだったと思う。大丈夫かい?と声をかけられた
そうだったんだね・・・そんな経験があったんだ。知らなかったよ。
私も、このニュースをみなければ何十年も思い出すことはなかった。
そうなんだね。思いだしたんだね。記憶は残っていたんだ。
そういう事だね・・・
母は、体力がないのか、声を出すのがやっとで、耳を近づけないと聞こえないくらいの声でした
またひとつ、母の体験をお話してもらいました。新しい事実でした。
火災のニュースから
