狭心症の痛みは冠状動脈の血液供給不足のために心筋に急激で一過性の虚血による酸素欠乏が起きたためである。

急に胸骨の後ろと左前胸部の発作的な痛みが起こり圧迫性あるいは窒息性の痛みが左肩と左腕から薬指 小指にまで放散する。

普通5分程度持続するが15分程度持続するものもある。休憩したりニトログリセリン飲むと血管が拡張して緩解する。心臓の痛みは過労 過食 感情刺激 などによって誘発され、発作が起こると患者の顔は蒼白となり苦悶の表情を浮かべる。ひどければ冷や汗がでる。

心臓の痛みに対する鍼灸治療は1958年9月に健康報で報告されてから人々の関心を集めた。

しかし50年代-60年代では関係する資料は少ない。70年代後半から徐々に臨床と実験観察の重要課題となり最近の心臓の痛みに対する鍼灸治療は有効率が66%~98% 著効率21%~75% ニトログリセリンを使わなくなったり、減らしたものは82、7%~96、3%心臓痛があるもので心電図所見が改善したものは53%~66、89%だった。

狭心症の痛みは1クールで緩解するものが多く、長期効果もあった。現在の治療法は体鍼 灸 耳鍼 電気鍼 穴位注射 刺絡 などの治療が行われているがやはり体鍼が中心になる。

狭心症に対する鍼灸の作用メカニズムは、鍼灸は冠動脈患者の冠動脈の血液循環動態を改善させて左心室機能を改善させることがわかっていて、刺鍼は心臓の動きを改善し、心筋の虚血による痛みを減弱させてそれにより痛みを緩解させることがわかっている。

治療——————–
体鍼1 主穴:2組に分ける 1 心愈 内関 2 厥陰愈 壇中
配穴:通里 間使 足三里 神門 巨闕
治療方法——————–
主穴の2組は交互に使い、症状に合わせて配穴を加える。背部穴では斜めに刺し捻転して痺れる感覚をおこさせる。内関と間使は気を病に伝わせるがごとく気を流し、鍼感を上に向けて伝導させる。その後、置鍼する。
すべて15分~20分置鍼し、できれば5分に一度は運鍼する。

一日一回の治療するが、発作が激しいときは数回してもかまわない。

体鍼2 主穴:神門 労宮 後溪
配穴:心愈 通里 げき門 内関 大陵 厥陰愈 檀中 至陽  勇泉 素りょう

治療方法——————–
主穴は必ずとり病状に基づいて配穴より3~5穴選ぶ 急性期には瀉法する。毎日一回治療し15回を1クールとして治療する。

治療効果——————–
症状が完全に消えて徴候も正常になり心電図も正常になった
有効 症状が改善するか徴候は改善し心電図も好転
無効 症状と徴候が改善されず心電図でも好転しない

1300例を治療し、著効798例 有効 430例 無効92例 有効率 94、4%だった。

当院ではさらに背部の刺絡などをして、うっ血をとり心臓の虚血を治療している。
効果はかなり高く、痛みは解消されることが多い。

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