先週から自分のほかの仕事の件で、東京に行ってました。
東京で民泊を運営しているので、そこに所用があり行ってきました。
朝6時半の飛行機で札幌に帰ってきてそのまま10分ほど母のところに行ってきました。
母と少し会話をして、職場にきました。
僕が昨日は東京に行ってて顔出せなくてごめんねというと、そうだった??こなかったんだっけ??と。
やはり短期の記憶がまったくダメで昨日来なかったということもわかっていないようです。
それはそれでよかったのかもしれませんが、この短期記憶から進んでいくと中期、長期となっていくのでしょう。
ご飯は食べたの??と聞くと、うん、食べたよ。腹いっぱいだよ。
何を食べたの?
うーん。なんか食べたけどもう忘れた。
僕がついたのは9時半前くらいでした。
朝食は8時くらいのはずなので、わずか1時間半。
この記憶ももはやないのです。
しかし、認知症の人にやってはいけないことは、なんで忘れたの?とか、なんで覚えてないの?とか、感情的に言ってしまうとダメで、覚えてないことを悪いことだというのもダメなのです。
なんでって聞かれたって答えようもないし、聞くほうのストレス発散にしかなりません。
昨日は、これなかったんだ~ごめんね、ちょっと東京に行ってたんだよ。
先週の土曜にも3回くらい言ってたし、その前の金曜にも伝えていましたので、たぶん10回は言ったでしょう。
でも覚えてないのは仕方ないのです。
怒って覚えられるのなら、いいのですがもうそういうものではないのです。
あら~東京に行ってたの?疲れたんじゃないの?これから仕事でしょ?無理するんじゃないよ。
うん、ありがとうね。大丈夫だよ。全然平気、飛行機でも寝れるし、たっぷり寝れていたし
そうかい、なら大丈夫なんだね。
実際は飛行機は満席で、揺れて寝るどころじゃなかったし、前日も早くからベットには入ったんですが、
なかなか寝付けなく、2時間くらいしかな寝ていないかもしれません。
でも、年寄に心配はかけたくないものです。
嘘も方便なのです。
今日は昼休みにはこれないから、また明日来るからね。
うんうん。わかったよ、明日だね?
うん、明日だよ。
きっとこの約束も忘れるかもしれません。
でもいいのです。この瞬間は覚えていたのですから。