今日は午後からの診療ですので、午前はいつものように母のところにおやつを購入していってきました。
玄関でコンセルジュの方が、今はまだコロナもインフルも見つかっていないのですが、熱を伴う風邪がかなり蔓延していて、渡邊さんは大丈夫でしょうけど十分注意をお願いします。
わかりました。
母のところにいくと、声がガラガラです。
介護士さんがすぐにやってきて風邪ひきが今現在かなり増えていてお母さんも風邪をひかれているようです。
幸いにお母さんは熱がありませんので面会は大丈夫ですが、いつもより短めにお願いします。
わかりました。おやつは食べさせていいですか?
あ、食べると言ったらいいと思います。ご本人次第で。
わかりました。
おやつに肉まんなんだけど食べる?
肉まん?うんうん、温かいものなら食べるかな。
じゃ今出すね。
半分にしてあんたと分けて食べよう。一人じゃ食べられないから。
半分にして母と分けて食べることにしました。こんな風にしていると、小さいころを思い出すものです。
子供のころは分けてくれるのは母の方で、僕はもらう方でした。今は立場が逆転しました。
肉まんが昔から好きだったからさ、コンビニで見つけたから買ってきたよ。
うん、ありがとう
母は肉まんが好きでした。よく冷凍の肉まんを買ってきては電子レンジで温めて食べたりしたものです。
僕がやるとうまくいかず、母に聞くと、水分が少し足りないから硬くなったんだよ。だから少し霧吹きでお水をかけてレンジでチンするんだよ。
そう聞いてからは電子レンジでいつも肉まんを食べていました。
小学5年6年くらいの時だったでしょうか。
母は仕事をしていましたので、僕はかぎっ子でした。
肉まんは冷凍庫から、冷蔵庫にうつされて冬の間にはいつも入れてあったものです。
それを取り出して、霧吹きでお水をかけて電子レンジでチンするのが5年生以降の冬の日課のようになっていました。
母がかえってくるのは午後9時過ぎでしたので、その前には寝てしまうのでほとんどの夕食は肉まんだった時代が数年にわたって続きました。
あんたは肉まんが大好きだったね・・・懐かしいよ。
そういった母の顔がにこやかになりました。
たかが肉まんかもしれませんが、僕にとっては大切な思い出の肉まんなのです。
