僕にはもう7年も前に亡くなった父がいましたが、昨日の歯科医の話は本当にびっくりしたものでした。

 

僕は鍼灸の学校を出てから、上海の大学にもいくんですが、そのすきまの数年の間に札幌の脳神経外科にも勤務することになります。

 

脳神経外科の当時の院長の後藤先生が、父におまえの息子さんが鍼灸をやるそうじゃないか。うちにこないかな。鍼灸をやりたいんだよ。

 

 

父に、来月から宮の森記念病院で働かないか?友人の後藤が鍼灸を病院内でやりたいみたいなんだよ。

 

 

え?整形外科じゃなく?脳神経かぁ。・・ほんとは整形で診るようなリウマチや脊椎疾患や関節疾患の勉強をしたかったのですが、父の勧めであれば顔をつぶすわけにはいきません。

もう僕に聞いてる時点で父は約束してしまってるはずです。

父とはそういう人なのです。

 

 

翌月からさっそく僕は脳神経外科のリハビリテーション科に配属になりました。

 

そこの先生がおひとり、二期上の高校の先輩でしたので、すごいよくしてくれました。

 

渡邊、僕は機能運動学の専門だから、同じ理論で治療をするわけじゃないけど、せっかく脳神経外科にいるんだし、自分の中での治療法とか見つけて考えたらいいよ。

 

脳卒中は脳内出血、脳梗塞、脳血栓の3タイプがあります。

そのうち脳内出血はここ数年激減の方向にあります。それは高血圧が減ってきているからなのです。

高血圧学会が血圧の数値を120以下にするように勧告してきています。

それが功を奏してると考えてもいいでしょう。

ところが脳梗塞は一向に減りません。

 

なぜなのでしょう。

 

脳外科でリハビリの患者さんを診ているうちに首の後ろに於血と言われるうっ血班があったり細かい血管が浮き出ている人がものすごい多いことに気が付きます。

 

全体の8割以上の方は細かい血管がでていますし、頭の後頭部が赤いのです。

 

二期上の先輩に尋ねた事があります。

 

先生、首の上のほうに梗塞の患者さんはうっ血してる痕跡がすごい多いですが、これって脳梗塞になる

人の特徴でここにうっ血しているんじゃないでしょうか?

 

渡邊君、その通りだと思う。しかし、今は血液サラサラにする薬があるくらいでこの根本的な治療はないよ。

 

ずっと後頭部から肩にかけてのうっ血に関してはなにか方法がないものか・・・と思っていたんです。

 

 

そうして、上海の中医科大学に行く事になるのです。