まだ開業して数年の頃に、いらした患者さんに彼氏の相談をされたことがありました。

今もいろいろな相談を受けることはありますが、恋愛相談はやはり年齢的なものなのか最近は受けることはあまりなくなりました。

 

当時は30歳代前半の頃。

恋愛の相談をするくらいだから、若い年齢の女性が多いわけです。

 

そのうちお一人の彼氏が暴力を振るうという相談でしたので、どんな理由があるにせよ暴力を振るうのは問題だしよくないのでお別れしたほうがいいというアドバイスをしたと思います。

早速、その方は彼氏に別れを宣言したようですが、なかなか合意に至りません。

 

そういう男性はなかなか言われると合意しないものです。

 

 

で、その方は思い余って、円山の鍼の先生に別れた方がいいとアドバイスされたからそうしたいと言ってしまったのです。

 

そういわれたら、その男性の矛先はもちろんこちらです。

なんだと?円山の?話してくる!となり、翌日くらいに一人の男性がこちらに怒鳴り込んでくるのです。

 

当時は、母と僕がいるだけの小さな鍼灸院でしたので、男性が突然訪ねてきて母は、なんだろうと驚き、僕は話の内容から察してこちらのアドバイスの事をお話したと気が付きました。

 

どうしてくれるんだ?どう責任をとるんだ?

 

そう詰め寄ってくるその男性に、母は本当に息子がその彼の彼女を奪い取ったのか?と思い、ごめんなさい少しゆっくり話しましょうと慌てふためき、腰が抜けそうになっていました。

 

僕はあくまで冷静にここは話をするしかありません。

 

ちょっとそこの待合室の椅子にお座り下さい。あなたの話も聞きますので。

 

あたりまえだ!

 

そう言い放ち、椅子にどっかりと腰掛けました。

 

ここは母もいる事で、母に危害があったらいけませんので母には、今日はもう帰っていいよ。この後は患者さんが二人だけだから。

 

うん・・わかった。後で電話お願いね。

 

母はそういい、帰したのですが、こっから2時間近く話をしてようやくその男性は帰りました。

 

その時に人の恋愛相談は話を聞くことは聞くけど結論どうするかについての意見はできるだけ言わないと心に決めたのです。

 

母に電話で心配しないでね、ちゃんと納得して帰ったよというと、気をつけてね。職場を出る時も後ろにも注意してと言われ、それから必ず後ろを見てから歩くようになりました。