平成4年と言えば、34年も前になりますが、その34年前にここは開院しました。

もう34年なのか、まだ34年なのか。

 

 

あっという間にこの年月が経過してしまいました。

最近いらしたかたはわからないでしょうが、母が開業3年目くらいから25年目くらいまで受付や会計、後半は掃除やベットメイクをしに働いてもらいました。

 

当時は母と話をするのを目当てにいらしゃる方も大勢いらしていただき、治療して母と待合室でお茶してお話して帰るという方が一日に5~10人はいたのです。

当時の院は、母でもってるといってもよいくらいの鍼灸整骨院でした。

 

僕が今でも母を慕い尊敬しているのは、それぞれの患者さんとの接し方、親身になって自分を犠牲にする精神が母にはあったからです。

それまで病院に勤務して、脳外科、循環器科、老人病院のそれぞれリハビリテーション科に勤務してどちらかというと仕事は、きちんと割り切らないとダメだと言われてきた僕にとって、母の患者さんの接し方は異質でした。

まるで旧知の友人のように、時には自分の身内のように接する母に衝撃を受けながらも次第に母の接し方の意味することもわかってくるようになってきました。

 

あんたがさ、この仕事に就いていくことを決めたときに、私に言った事を覚えてる?

 

 

 

ううん・・なんだろう

 

入院してた時にあんたは、もし社会に戻れたら患者さんに恩返しのつもりで治療をしたいと思う。

だから開業して自分の院をもつんだって言ったんだよ。

 

うん。そういったかもね。

 

だからその時にいつか私の力を必要とするときには手伝おうと思ってたんだよ。

 

そうだったんだね。ありがとう。

 

 

開業時こそお願いはしなかったのですが、数名のスタッフが辞めることになったときに母に声をかけたんです。

 

いよいよ、出番かい!

母の言動に、開業3年目で少しくじけた気持ちがよみがえりました。

 

母にかなり感謝したものです。

 

今年で34年を経過して、35年目にはいりました。

母は、当時50歳代でしたがもう90歳を超えたのです。

 

 

年月は早いものです。