無呼吸の原因が単純に舌根沈下が原因だと説明を受けて、それならうつぶせ寝で寝たら沈下はしないだろうと考えうつぶせ寝で寝るといいのでは?と考えていろいろ調べていますと、うつぶせ寝の弊害で乳児の話が検索されました。

そこでその手の文献検索をしてみると、1994年になんと年間で400人の乳児死亡例があり、1歳未満の乳児死亡を乳児突然死症候群としてSIDSという名称で厚労省も研究班を作って調べているのです。

うつぶせ寝は呼吸ができなくなる窒息死の可能性が示唆されていますし、1980年代ころより急激に増えており、現在この2023年くらいでお100名は年間で乳児が亡くなっているのです。

なぜうつぶせ寝を母親はさせるようになったのでしょう?

これには理由がありました。

乳児はまだ頭の骨が固まっておらず、あおむけに寝ると、頭がゼッペキになったり、横向きだと頭が扁平になることから、ベンジャミンスポック博士の育児書がうつぶせ寝を推奨。

その育児書をそのまま継承した日本の育児書が発売されていたからなのです。

その本の発売から1980年代だったらしいのですが、それ以降、現在もまだ続いているのですね。

それはSIDSの窒息死がうつぶせ寝が原因と特定できていないからかな?と思うのですが厚労省はどう考えているのでしょう?

年間100名のも乳児が現在も亡くなっている現実があるのですから、もっと調査をて根拠を導き出す必要があるでしょう。

そう思ってましたら厚労省の見解が1997年に出ていました。

引用します。

乳幼児突然死症候群は、原因が特定できていないこと、剖検が義務付けられていないことから、限りなく窒息死と虐待死との線引きがわからず不鮮明で、しかもなくなる瞬間に目撃されていることが少ないことなどから、うつぶせ寝が亡くなる主因と特定することはできず、また社会的な背景もありうつぶせ寝をしないようにという事で結論づけることができない

という発言が発表されています。

今だに、1歳未満で亡くなる例が多い乳児ですが、原因をもっと特定できるように厚労も動く必要があるのではないかと個人的には思っています。

出生率もひくい日本なのですから。