母の転院が23日に正式に決まり、介護タクシーなどをお願いしたりしていろいろとあわただしくしています。
書類も、なんとか無事にできそうで、診断書も日付なしで作成してもらうことになり、便宜を図ってもらうことになりました。
そもそも、日本の国は杓子定規にものを考えすぎで、今の老健の医師も、自分は認知症専門医ではないので認知症の診断はできないというわけですよ。
いや、グループホームに入るための形式的なものだから、ということでも決して書こうとしません。
世の中に守らないといけない法律は存在します。
確かにそれはありますが、40キロ制限の道路をきっちり40キロで走ってる人はいるでしょうか?
もし、目の前に危険があって、それを回避するために、一瞬でも50キロ、60キロをアクセルを踏まないといけない場合に、ここは40キロ制限だからと危険回避を二の次にしますか?
そういう問題なのですよ。
先日母にいわれた言葉がありました。
あんたは、国の言われたとうりにするといいと思ってるの?現実を見なさい、現実に沿った行動をするんだよと言われたお話がありました。
実は心にグサッと刺さりました。
確かに、母のいうように優等生で生きてきました。
小学生のころは、廊下ははしっちゃいけないと言われて、友達が倒れて先生を呼びに行くときにも走らないように気をつけました。
母はそれを聞いて、あんたは今はいいけど、大人になったらきっと困ることがあるんだよ。世の中を知るとね。
そんな趣旨の話をしたことがあったと思います。
規則を守り、守り抜く事が一番正しいんだと思い、それを自分に課してきました。
でも、違うんです。
大事な事はその場その場の把握をきちんとできる能力と、応じた臨機応変さ。
老健の医師はそれがきっとないのでしょう。
ここを読む方すべての方にも言えることです。
母は僕が小学生の時は30歳代だったはずです。
そのころに、そこに気が付いていたとしたらずいぶんと老成した30歳代だったはずです。
今日もこれから母のところに行ってから仕事に行きます。