美容鍼がなぜ効くのか??とうう質問をいただくことがあります。
端的に説明するのは難しいのですが、いろいろな大学で研究もされていてネットの情報にはこのように書かれています。
顔の皮膚に、太さ約0.10~0.14㎜と髪の毛と同じくらい細い鍼を数㎜~10㎜ほど刺していくことで皮膚の表面に微細な傷をつくります。それをからだを統括する脳が「肌の細胞に傷がついた!」と認識し、壊れた組織を修復しようとします。
そうすると血行が促進され、老廃物の排出や自然治癒力、新陳代謝UPを促し、結果としてさまざまな効果に繋がるといった仕組みです。
その通りです。
とすると、針の本数が多ければ多いほうが傷を作りますので効果があるという事になりますが、限度もあります。
中国の上海では多鍼法という事をやるグループもありますし、ここのグループはここ数年で顔の針をやるようになって、効果を上げています。
ただ中医学的にはこれだけでは中医学的ではありません。
顔には何本も経絡が流れています。
その経絡というのは気血が流れていると中医学では考えられています。が、実際はエネルギー路と考えていいと思います。
なので、内臓の不調は顔にも表れるということになります。
そのエネルギー路である経絡の流れをよくすることは顔の停滞する気などのエネルギーをできるだけ動かすという事になります。
自然の摂理で、流れる水は腐らないという諺があります。
体も同じで、きちんと血液や気が流れていると悪くなりにくいのです。
体で言えば、流れが悪くなると、お血という流れるはずの血液が滞留して溜まると悪くなります。
うちではそのお血を取るために、刺絡治療を行っておりますが、顔にもしたいところですが、どうにも顔には痣になるのも問題ですので、できないのです。
それを鍼をすることで、流れをよくするという事になります。
他にも顔に電気を流して、顔の筋肉のコリをとって動かすことで気血を動かしますし、筋肉そのものの動きをよくします。
顔が引きあがることになります。
どんな方法も一回、2回でうまくはいきませんので、最低週に1度とか二週に一度は通っていただいて、顔のケアをすることは大事なことだと考えています。
ぜひご相談ください。