母の所に到着します。

午後1時。

 

そうすると、必ずと言っていいほど、トイレに行くと言い出します。

車いすの為に一人では行動できないので、介護士さんに家族が頼むのもなんなので、僕がトイレに一緒に連れていって中に入ります。

ここで立って、はい、ここで下を下げて・・・

 

 

 

一緒に声を出しながらの訓練です。

 

 

これでもう7回目連続くらいの勢いで、僕が行くとトイレに行きたいというわけです。

あんたは便秘薬みたいな男だな。

 

 

それでうれしいと思う人はいないでしょうが、どうしてなのかは謎です。

昔、本屋さんに行くとトイレに行きたくなるという話がありました。

 

実際に僕も本屋さんにいくとトイレに行きたくなります。

 

これは一説によると、本の印刷のインクがそういう揮発性のもので、それが胃腸の動きをよくするためとかいう事をいう学者がいました。

とすれば、本が多い部屋の中にいるとどんどんトイレに行きたくなるはずです。

 

が、そんなことはありません。

 

僕はきっと自律神経が副交感神経優位になるのだろうと思っていますが、であれば、本屋じゃなくても

そうなる場所は沢山あるはずです。

 

しかし、本屋以外にはなりませんので、不思議ですしその解明はいまだにできていません。

 

そうそう、母は僕の顔を見ると、トイレに行きたいというわけです。

 

悲しいやらうれしいやら。

 

まあ、長年の便秘の解消に役立っているのであれば、これもうれしいと感じていいのだと思います。

 

あんたがこないと、便秘になるんだよ。不思議で仕方ないね。

でも、悪いね・・・こんなことになっちまって。

 

なっちまってなんていうのは、さすがに、東京生まれの江戸っ子です。

僕の事をあんたというのも、江戸っ子風情なのかもしれません。

 

なんにもしても、今のところ一番の懸念事項だった便秘が解消されているのはうれしいことです。

 

ちゃんと手を洗ってないよ。両手をちゃんと洗わなきゃ!

 

僕がそういうと、残念でした!こっちは使ってないんだ。こっちの手だけでお尻吹いてるんだ!

 

いやいや、便座のカバーを上げたり、ポールにつかまったのは見てるんだよ。

 

あら・・・ばれてたか・・・

 

 

今日も快調快便です!