医学は日々進歩していくもので現代医学はどんどん進歩して行っています。
進歩すると、新しい技術、新しい薬、新しい検査法。
それに伴う費用がかかりますし、その医療を受けるために今より以上のお金がかかることになります。
たとえば、癌治療に対しての免疫ポイントチェック阻害剤です。
これはガンになった場合に、免疫を通常は下がってしまい、ガン細胞の増殖を抑えることが自分の免疫ではできなくなります。
その為にその免疫を下がらないようにする仕組みで、代表的な薬はオプシーボです。
このオプシーボは投与量によりますがだいたいは月に100万~300万、年で1000万~3600万かかる計算です。
健康保険でまかなえますでしょうか??
IPS細胞は目覚ましく発展をしており、簡単にわかりやすくいうと、人間には生まれて赤ちゃんのころには血液中などにIPS細胞は沢山あります。
たとえば、心臓や、肺などの臓器、目や鼻の感覚器などは細胞が一カ月くらいで入れ替わっていると言われています。
では、その入れ替わる細胞はどこにあるの?どこから来るの?という質問に、血液中にあり、その血液中にあるIPS細胞がその組織の細胞に変化するというのが答えなのです。
え??と思われるかもしれませんが、50歳代を超えると、IPS細胞はほとんどいなくなりますので、
臓器の細胞なんかも入れ替わりません。
若いころは入れ替わっているのです。
そのIPS細胞を点滴で入れるというヒト幹細胞点滴というのがもう海外では始まっています。
日本ではなぜできないのか?
それは、ヒト幹細胞が他人の細胞になるために、ヒトの細胞の移植、つまり臓器移植などの移植が現時点では禁止されていることが理由です。
今はロシアやマレーシア、ベトナムなんかでも盛んにおこなわれていて、若い男女の骨髄などからヒト幹細胞を取り、それを培養して点滴をすると、心筋などが梗塞により壊死している場合などにそこに幹細胞が付着して心臓がよみがえるなんて事になります。
これも点滴一本で200万~300万はします。
IPS細胞で作った臓器は数千万しますし、骨髄はなんと億するわけです。
健康保険でまかなえますか?
すぐに破綻です。
今はオプシーボは限られた人だけに投与していますが、いずれはどんどん進歩して違う癌にも発展しだします。
どうする気でしょうか?