悪性腫瘍患者に対する放射線の副作用としては食欲不振 悪心 嘔吐 頭痛 疲れやすいなどの全身反応と、白血球や血小板などの減少などの血液反応 局部反応などがある。
もしすぐに処置しなければはっきりとした放射線障害の後遺症が残ることになる現代医学では放射線障害が残れば治療や薬物を少くするなどしなければ他に対応の方法がない。
放射線障害の鍼灸治療は1950年代から始まり、多くの症例を観察した結果、鍼灸治療は明らかに全身状態を軽減し白血球の減少や放射線による腸炎 及び皮膚の潰瘍などに対して確かな効果があることがわかった。
70年代には耳針を使い放射線療法や化学療法によって起きた白血球の減少に効果を上げた。この20年で穴位刺激方法や効果の検証において飛躍的に進歩し、ヘリウムネオンレーザーを穴位に照射したり各種の放射線障害を治療しその適応症と実際の効果に関し観察と比較が行なわれた。
鍼灸治療は放射線による身体の免疫機能抑制に抵抗し、血液像を正常に保ち骨髄の造血作用を強めることで身体の放射線に対する耐性を高める。
鍼灸が白血球を増加させる主なメカニズムは最近の研究により、血液中のコロニー形成活性化因子の含有量と活性を高め骨髄の造血前駆細胞の分裂増殖を促進することにより白血球コロニー生成が増加し骨髄中の白芽細胞と成熟した顆粒球を顕著に増加させることが判明した。
治療——————–
取穴
主穴:曲地 内関 足三里
治療方法——————–
配穴) 白血球減少には大椎と肋縁を加える
食欲不振には中かん 関元 三陰交を加える
頭のふらつき、不眠には百会 神門 頭維
直腸炎には合谷 天枢 上巨虚を加える
治療効果——————–
白血球減少は154例あり、治療効果は79.3ー91%だった。ほとんどは数日で回復する。
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