今日は診療終了後に仙台に向かう予定でいます。
夕方の飛行機ですので、夜には仙台の街中にいます。そこで慶応大学の先生たちとお会いして一緒に食事をすることになっています。
なにも食事のためだけに仙台までいくわけではなく、目的はマイクロニードルという針に糸がついていてその糸を体内に埋め込む施術の研究です。
これにより、体は異物として考えますのでそこで軽い炎症というか生体反応が起きます。
この生体反応の中に、コラーゲン産生やエラスチンの産生なども含まれます。
この体内の産生物質は体にとっていい働きをします。
例えば美容に使った場合は、皮膚と筋層の間に発生したるみを抑えたり皮膚を引き上げたり、皮膚も刺激により活性化します。
腰部や肩などに入れた場合も同じように、そこで軽い炎症が起きますので、炎症産物の産生により活性化しますので、血行もよくなりまた、東洋医学的なツボの効果は溶けきるまで起きますので、およそ一か月の間は痛みはなくなったりすることが考えられます。
いわゆる昔やっていた埋没針とおなじなんですが、1970年代に流行った埋没針は金の針でした。
これは、金が体内にはいっても親和性が高いとされ不必要な炎症が起きないという事でしたが、事故も発生しました。
今回の糸は手術用の糸で溶けます。
溶けきったらもう体内には残りませんので、一か月たつと問題はなくなるわけです。
この治療は中国は当然ですが、韓国、台湾、マレーシア、ベトナムなどで大変に盛んなんですが、ここの日本だけあまり見られません。
せっかくの技術ですので、医術として日本でも行うべきだと思っているので、僕は開始してるわけです。
明日は勉強してきます。