子供の頃は新聞配達をしていた話がありました。
その頃の思い出で手伝ってくれた先生の話があります
小学校の頃の思い出の話は、40年経過してもずっと焼き付いているお話です。
僕が無償で人を手伝ってあげる事や人が寄り添っていくという事の原動になっていると思っています。
15年くらい前の話ですが、40歳代後半の女性の方が治療に見えられました。
首から右の肩が痛くて上がらないし、痛くて辛くてというお話でした。
診ると右の肩は盛り上がり、腫れています。
右の肩にバックをかける癖がないでしょうか?
はい.あります。
それをやめていただいてモノを持たずにいましょう。
そういうと、わかりました・・と一言だけいい、考えているようでした。
変なこと言ったかな?と思いましたが、思いつかず治療をできれば週2くらい2か月続けましょう。急性でしたら保険使いましょう
そう言って治療を継続していました。
翌週来た時には、転んでひざをすりむき、腰も痛めていました。
どうしたんですか?転んだんじゃないですか?これは痛いでしょう・・・すりむきましたね?
はい・・・
荷物を自転車に乗せたんです。でも乗りなれなくて・・・ころんじゃいました。
そうなんですか・・・もともと自転車は乗れなかったんですか?
いえ、そういうわけじゃないんですが、しばらくぶりでしたので。
そうですか・・・
私・・・実は新聞配達をしていまして、朝に200部くらい配るんです。そのタスキ掛けをしていたことで首と肩が凝ってしまっていました。
我慢していましたがもう限界で治療にきたんです。
先生に荷物をかけてると見抜かれ、自転車に変えたんですが、自転車には乗りなれなくて・・ころんじゃいました。
そうですか・・・
僕は新聞配達を少年のころにしていたので新聞配達をやってる方には特別な思い入れがあり、どうしたらいいのか・・考えてみたんです。
一度、そちらの新聞配達のお店と話し合いをしてほしいのです。新聞を数か所にわけて、道端や許可をとって配布先の庭先においてもらうんです。200部でしたら50部づつ四か所。
先に車でおいてもらって、そこからもって配るんです。
この方はその後交渉して、うまくやることができました。
先生、ありがとうございました。配達店に言うと、そうしましょうと言っていただき・・
心からよかったと思たものです。