今日は母にしまむらで洋服を買いに行ってきました。

そろそろ北海道も暖かくなってきたので、半そでのシャツと、カーディガンと肌着です。

僕も最近は慣れてきたのか、女性用のものを購入するのもなんでもなくなりました。

当初は嫌だったのです。

 

 

父は若いころは、台所に男性が入るもんじゃないという古風な感覚の持ち主でした。

きっと自分の中での家庭イメージが厳格な家庭だったのでしょう。

父はそもそも孤児で家庭なんてありませんでした。

 

里子に出された家が家庭といえば家庭でしたが、早くにお父さんは亡くなってしまい、中学生のころから働いていたと聞いていました

こんな家庭を築きたいというイメージが自分の頭にあったのだろうと思います。

 

それが厳格な家だったのです。

子供のころから実家では、パジャマや室内着でいることを失礼だと父は僕に怒り、僕は自宅でも洋服をきていました。

もちろんソファで横になったりすることも禁止でしたので、横になってテレビを見るとかいうことも皆無でした。

自分の部屋の中だけが自由にすることが許される空間だったのです。

 

 

そんな風に育ったので、大学時代に一人暮らしをするようになり、だらだらと過ごしたくても過ごすことに罪悪感を感じてしまうのです。

 

ここのところそういう気持ちは薄れ、ソファで横になって寝ることもできるようになりましたが父がいたらきっとできなかったと思います。

 

この話は、友人とすると、僕以外には少ないですが存在することもわかりました。

 

25歳になっても父の前で飲酒はできないと言っていました。

僕もそうでした。

 

いつしか逆転し、僕が父に意見をするようになるのは、僕が40歳代になってからです。

40歳代になってやっと父の糖尿に関して意見をするようになりました。

 

食生活や、生活全般について医療者として意見を言わせてもらったんですが、親子ですので子の言うことなど聞きやしません。

 

父はエビが大好きで、日曜の朝から生のエビを100匹以上夕方まで食するのです。

特殊な食欲でした。

エビを食べながらの日本酒。

 

なにか潜在意識の中にあるのでしょう。

エビとカニに関しては特別な思いがありました。

 

一度買い物に一緒に二条市場に行きましたが、今日捕れた最上級のエビを100匹くれといい、お店の人はいつものことなのか驚きもせずに用意してきたことに驚愕でした。