午前に母のところに行くと、風邪がかなりよくはなり、咳が出てはいるけど元気そうです。
あら・・あんた来たんだね。
うん。午後からの仕事にいくからね。
午後から?あんたはなんの仕事をしてるの?
え?あ、前と同じだよ。鍼灸整骨院だよ。
そうか・・そうだったね・・・
どこでしてるの?
ここの近くだよ。歩いて3分くらいの並びだよ。
そうなのかい。近いところにいるんだね。
母の記憶はかなり悪くなってるようです。風邪で38度以上の熱が2日間も続き、今日は4日目。
91歳の高齢の年齢では風邪も大変な疾病です。まして38度の発熱があれば脳もどういう事になるのかわかりません。記憶も悪くなるのかもしれません。
今日はノースマンを買ってきたんだよ。食べれる?
うーん・・いらないかな。食べれないと思う。
食欲ないかな。じゃ半分食べるから半分食べて。ダメならいいからね。
うん・・
なんとか口に持っていくと、おいしいと言って食べてくれました。
今日は暖かいね。今は何月なんだい?
4月だよ、もうすぐゴールデンウイークになる
あーそうなんだ。
お父さんの命日が3日だからさ、その日は墓にいけると思うから行ってくるね。
え?亡くなったの?
うん。亡くなったよ。もう7年も前の事だよ。
ほんとに?私はもうそんな事まで記憶が無くなったんだね。まったく覚えてない
いいのさ、覚えてないことは覚えてないでいい。僕がその都度いうから。
そうかい・・そんな風に言われると涙が出るよ。
この年になると物覚えが悪くなるのは仕方ないけど、お父さんが亡くなった事まで記憶になくなってるとは・・思い出そうにも思い出せないんだよ。
いつかあんたの名前も顔も忘れてしまうかもしれない。その時はごめんね。今からあやまっておくよ。
うん・・いいんだよ。
年齢とともに記憶は数年前くらいの記憶はすぐにとんじゃないようになるのかもしれません。
古い記憶、特に10年以上前の記憶は割とあるのに、この10年の記憶はあまりなくなってます。
認知症は本人にとってもショックな事だと思うのです。
大切にしないといけない記憶も無くなっていくんです。
周りがどうサポートしていくか。
考えても正解はわかりません。つらい疾病ではあります。
