昼休み毎日のように日参していた母の施設に顔を出すことができませんでした。
鼻水がかなり出て、風邪なのか花粉症なのか・・・ちょっと判別もできなく風邪だったらうつしたらというリスクもあり、辞めました。


明日は午前には行こうとおもっています。
以前母にコロナを感染させてしまったことがありました。


母はどこにも外出していませんでしたので、もってきたのは僕なのです。
僕がどこかで感染してしまい、気が付かず母のところに来たことで母に感染させてしまいました。
もっと気をつけていればとか、もっと僕が人と接するのに気をつけていたらと何度も思ったものです。


母は高齢で熱こそ38度台でしたが、風邪などは引く人ではなかったので苦しそうでした。
当然に、訪問看護も訪問介護も、ディサービスも取りやめ

母の介護は誰もやってくれる人はいなくなりました。

当時の母は、自宅では食事などはこちらで提供しないと食べないし、薬も自発的に飲む人ことはありません。
食事を作り、薬を飲ませる人はどうしても必要でした。

お風呂は週2日はいっていましたが、お風呂ははいれなくていいとしても食事とか寝る時間、起きる時間はこちらから寝せたり、おこしたりしないといけません。

札幌市に相談しました。

母は独居で、だれかいかないとご飯もたべれません、薬も飲ませられません。どうしたら・・・

息子さん、あなたはコロナに感染してると思いますが、動けますか?

熱はありますが、うごけると思います。

では、市としては感染者家にだれか派遣することはできません。しかし、あなたなら行けるでしょう?
熱があってつらいかもしれませんが、こちらとしてアドバイスできることはそれしか・・・

わかりました。

やるしかないのです。熱を測ると39,8度。
40度までもう少しです。

車のエンジンをかけハンドルを握ります。
ハンドルを持つ手がぶるぶる震えます。

高熱を発すると、悪寒が続きますので、それがまだでています。
アクセルを踏む足も震えるわけです。

買い物も、誰とも話さず、マスクや手袋を厳重にして人のそばに寄らずに買い物を済ませて
なんとか母の家に行ったものです。

その時の思いがよみがえります。

母はもしかしたら今日来ないことが寂しがるのかもしれなけど、一時のこと。
明日には鼻水が止まればと思いを馳せます。