父がとか、主人がとか言う話ではありますが、だいたいは病気の認識がなさすぎるとか、まったく言う事を聞いてくれないとか。

 

うちの父も亡くなる前まで重度の糖尿病でしたし、40歳のころから糖尿で亡くなる79歳のときには重症でした。おそらく直接原因にはなっていませんが糖尿が引き起こした循環障害の為に亡くなったと思っていますので、糖尿病には特別な感情を持ちます。

 

僕も若いころから父の糖尿と戦ったきたというか、父そのものと戦ったきました。

糖尿の方は一般論ですが、頑固でなかなか自分の芯が強くまげません。

 

 

病院勤務時代に、リハビリテーション科に勤務していましたがその病院には透析がありました。

糖尿病の方が透析になる事が多く、多くの患者さんは糖尿の段階で回りの言う事を聞かずに飲み食べを繰り返し、その末に足の切断、透析と進みます。

つまりは、性格的に人の話を聞かない、言う事を聞かないという人が多いのです。

 

この話は透析のある病院の看護師、医師ともに同じことを言いますので、僕だけが感じることではないと思っています。

 

病室に隠れて食べ物を持ち込んで、それを夜中に食べたり、病室で酒盛りをしたり、抜け出して居酒屋にいくなんて事が日常にありました。

 

そういう人が多いので、患者さんのご主人がどんな人なのか、お父さんがどんな人なのかなんとなく想像がつきます。

 

先生、なんとかいう事を聞くようにしたいんです。どうしたらいいでしょう??

 

もう交換条件で行くしかないですよ。これを守ったらこれをしてもいいとか。

 

でも、一家の主としてすべての権力を集中してしまってる場合は、どんな事もできませんし、そういう権力集中者だから、こういう病気になるのです。

 

交換条件といっても、難しいのです。

 

病院では教育入院というのが行われます。

糖尿の人の、病気認識を植え付けるためです。

 

それでもうまくいくのは10%とか20%くらいでしょうか?

 

心を入れ替えるというのは難しいのです。