札幌コンベンションセンターを貸し切ってですので、数千人規模になります。

この学会の主となっているのは、看護師さんです。ほとんどの看護師さんがホスピスケアや、終末期医療、ターミナルケアに関わる看護師さんたちであり、医師の医療行為がほぼ附属になるくらい、大切で難しいのが看護、介護の分野です。

 

 

我々鍼灸師の関わりとしては痛みやメンタル面のケアの関わりとなり、全国的に多くはありませんが、さまざまな病院の終末期医療がおかれている医療機関に雇用されるようになってきています。

 

北海道では北海道消化器科病院などのターミナルケア病棟は鍼灸師が常勤しています。

今回は、北海道消化器科病院が学会の大会長となり、これほどの規模で学会が北海道で行わているのです。

 

この北海道の消化器科病院の朝田先生と懇親会は一緒になり、お話しことができました。

また、全国鍼灸マッサージ協会で過去にともに、厚労省との折衝や国会議員との話合いを繰り返し行った斎藤会長ともコロナ明けてから初めてお会いすることができました。

他にも東京有明大学の高梨先生や、東海大学総合診療部の山中先生と居酒屋の懇親会の席でいろいろなご苦労も聞きました。

 

 

終末期医療というのは、実は大変に難しく宗教心といいますか、医療医学学問の分野ではおさまらない難しさがあります。

 

人それぞれ、死生観は違います。

それは人生の違いであり、その人生の違いはどう死んでいくかという部分につながっていきます。

 

我々もいつかは亡くなります。

どのように亡くなっていくか、できれば苦しみたくない、でも死にたくないという人がほとんどです。

死をどのように受け入れていくかを考えなければいけない部分であり、神仏の領域に限りなく近い部分のこの領域を一生懸命に考えている方がこんなにも日本にいてこんなに真剣に議論をしていることに

感銘しました。

 

来年にはまた死の臨床医学会に参加させていただきたいと思っています。