考えてみると、開業してから30数年が過ぎました。

20歳代の頃にもう一国一城の主でありました。

 

30数回のお正月を越え、30数回のお盆も終えました。

これから考えることは、いつで止めるか。いや、止めざる得なくなるか。

 

 

先輩鍼灸師の辞め時はたいていは疾病です。

病気で治療を継続できなくなる。そんな日を待つのもどうかと思います。

と考えると元気なうちにという事であれば、残りはそんなに長くはないのかなとも考えたりします。

 

地域の健康を守る事を主眼として開業しましたが、道内から、遠くは東京などの本州からも通ってくださる人もいたりして、広範囲になりました。

それだけ、適当な治療で終わってしまう鍼灸院も多いからなんですが、きちんとした理論できちんとした治療をおこなえば必ず良くなるのです。

 

ここのブログも、週に3000人の方が読んでくれてるとここのホットペッパーの方が言っていましたが、実際は一人で何度もクリックするでしょうから、その5分の一程度でしょう。

それでも600人。

 

ありがたいことです。先日知り合いの内科医の先生が、ブログを読んでくれてると言われびっくりするやら恥ずかしいやら。

 

そんな気分になりました。

決して西洋医学を否定する事はないのです。むしろ、僕は西洋医学派だと思っています。

西洋医学というより、現代医学と伝統医学といった方がしっくりします。

 

伝統医学の良いところもあり、悪いところ苦手なところもあり。

 

どっちも一長一短ですので、疾病によって使い分けするのがもっとも賢い使い方だと思います。

 

それができない先生が多く、伝統医学系の先生は現代医学を否定する事をする方が多いです。

そんな事を言ってるからいつまでも、統合医療なんてのが実現しないのです。

中国も、韓国も、台湾も、香港も、もっと広く言うと、マレーシア、ベトナム、タイ・・・

 

どこの国もそんなことで対立なんてしません。

 

心の中になんかあるのかもしれませんが、中国の方に接しても西洋だとか東洋だとかはいっていませんでした。

 

日本の鍼灸師、漢方医たちは特殊ですが、なぜ対立するように日本ではなってしまったのかも、考えていく必要があるかもしれませんね。