うちでやってる刺絡治療の事です。

中国では大学病院や市立病院では針灸科と並んで刺絡科というのがありました。

僕のブログをずっと継続して読んでくれている方は、よくご存じだと思います。

 

 

この刺絡科に静安区区民病院で配属になったときは、しばらく落ち込みました。

なんでって、鍼灸の勉強をしにきたのに、刺絡?しかも日本ではやってないというのに・・・

 

そんな思いでいました。

 

父はその昔、生前にどんな勉強でも勉強にならないことはない。なにが自分に使えるのか考えなさい。

時代は変わるし、自分が生きる場所も変わるかもしれない。だからどんな勉強も大事なのだよ。

 

そう言っていたことを思い出しました。

じっと耐えて臨床にでていました。

 

 

そうすると、中国人の患者さんが、いらっしゃるときは笑顔もなくつらそうな顔が、治療後には笑い顔に、そうして数日していくと、明るく日本人の僕にも話しかけてくるようになってくるんです。

 

なんていう治療法なのだろう!すごい治療だと考えました。

 

 

それからは、その治療を自分のもににするべく他の先生につきはじめました。

刺絡治療は皮膚に鍼をしてカップをかぶせていくだけなのですが、そこで出血させるだけで薬を使わずにこんなにも楽になっていくのです。

 

僕の指導をしてくれた鍾先生は、日本の医師免許ももっている優秀な先生でした。

日本人の僕の指導係になったのは日本語ができるからなんですが、その先生は最後に僕にいいます。

 

渡邊先生、あなたは日本に帰ったらこの刺絡治療を広めてください。

 

はい。そうしたいと思いますが、法律的には大丈夫でしょうか?

 

大丈夫ですよ。理論武装はきちんとしましょう。

それより、せっかくこんないい治療を中国はもちろん、韓国、台湾、ベトナム、マレーシアなどアジア各国でやっているのに日本でだけ行わないなんてもったいないですよ。

 

この治療は皮下にたまっているお血という汚れた動いていない血液を出すんですが、そうすると新しい血液がはいって流れてそれにより筋肉は滋養されます。

そうすることで、そこから先、肩で血液の流れが止まってる人なんかは頭にも流れるようになってくる。

こんな事は薬じゃできないし、手術でも無理なんです。

あなたはとてもこの治療を客観的にみれて商業的に考えないタイプの人だから、ぜひともやってほしい。

そう言われたのです。