母は、認知症自体はアルツハイマー型と脳血管型の混合と言われています。
これは専門医の受診で、一緒についていった僕が先生を追求してこうなったので、当初はアルツハイマー型と言われました。
アルツハイマーだと言われる根拠は?と聞いたところその先生はアミロイドベータの沈着によるものだと僕に説明をしましたが、アミロイドベータの沈着の程度と数値を教えてくださいと言ったところ、PET検査をしないとその数字は出ていないと言われました。
母はPET検査はしていませんし、MRIでは脳委縮や脳血流の悪化はわかるにしてもアミロイドベータの沈着はわかるはずはありません。
そこを追求すると、いきなり脳血管型なんだと言い出し、血流が悪いのはMRIでも顕著だからという言い方でした。
なにも先生を責めるつもりはありませんよ、ただ診断は根拠が必要じゃないかなと思っていっただけで。
渡邊さん・・・あなたは医療者なんですか?
はい・・・中国の医師免許はもっていますが、日本では鍼灸をしています。
なーんだ。そうなんだ、ならこんな説明は必要なかったな・・・おっしゃるとうりアルツハイマーだと診断する場合は、ほとんどの場合は専門医の感でしかありません。今はアミロイドベータの沈着によるものなので、これを除去する薬が開発中です。
沈着を抑える薬なら現在もでていますんで試してみる価値はありますが・・・どうしますか?
アルツハイマーだという根拠が希薄である以上は、あまり薬を飲ませたくないのです・・・
この話は5年くらい前の母の認知症の診断の時の話です。
びっくりする話が昨日、僕の論文検索でヒットしました。
というのは、アミロイドベータがアルツハイマーの原因だとしたアメリカの医師がその論文を取り下げたのです。
アミロイドベータがアルツハイマー型認知症を引き起こすのは仮設に過ぎず、その立証はできなかったとしています。
え??なんだって??
確かにPET検査では脳内にアミロイドベータの蓄積が見受けられます。これは実は何かの感染によるものの防御反応であり、結果として認知症になるというものではないという事です。
多くの医師が説明に認知症はアミロイドベータという錆が脳内に付着するために発生するのですよと言った説明は嘘っぱちだという事になります。
じゃ、なぜアミロイドは付着してるのでしょう。また明日説明します。