母は今日は元気で、昼休みにいくと大きな声であいさつをします。
お~息子君!よくきたな。
あ、うんうん。元気そうだね、
うん、いつも元気だし元気じゃないことなんてないよ。
昨日少しだけ立つ訓練したのを覚えている?
あ~、あんたが引っ張って立たせただけでしょ。私はなにもしていない
いや、それだけでも違うからさ。やらない?
今日はしないよ。っていうかもうやらない。
もう?
うん。やらない。訓練とかさ、練習とかはできない人がやるもんだし。
でもさ、今は立てないからさ。
何度かこの話しているけどさ、もうここの施設にはいっているんだから、立つことを目的にして練習なんて必要じゃないんでしょ?
人間は絶って歩けるほうがいいでしょ?
私の年齢でもう人間の機能が衰退していってるわけだよ。だから、私は足から衰えただけで。その次は腰でその次は手かもしれないけど、衰えていく途中段階だよ。
うん・・
だからその機能をなぜ元に?これは仕方ない事なんだよ。衰えていってそのまま動かなくなっていく。それが老衰ってものだよ
母の言う事はよくわかります。
衰えていって歩けなくなったんだからそれを無理に歩かせなくてもいい。自分はこうやって老衰を受け入れて言ってるという事なのでしょう。
言う事はわかりますし、この年齢で辛い思いをしたくないからそっとしておいてほしいという事なのでしょう。
最近の研究では筋肉を使わなくなると急激に衰えることがわかっていますのでほんとは無理にでも動かしたいのは動かしたいのです。
しかしこんな風に言われちゃうとどうしたらいいのでしょうか?
今のところは指は動くからさ、指相撲ならしてもいいよ。
うん・・・そうしよっか。
母と指相撲をするのは、何年振りなのでしょう。
少しは筋肉運動に?いや頭の体操になるのでしょうか?
