金曜までは母はとても不機嫌で会話もなかなかできない状態でした。土曜と日曜はすっきりしたような顔して会話をしてくれました。

あ~よく来たね。座って。

うん・・どう?今日は元気かな?

元気元気。どこも悪くないから。

うん、そうだね、どっか悪いところがあるわけじゃないしね。

うん。どこも悪くない。快便だし、食欲もあるし。

よかった。少しなかったみたいだから。

そう?そんな事はないよ。ずっと元気でいたよ。

そうか。ならいいんだよ。

あんたもそうだけど、悪いところや具合が悪くても痛いとか言わないよね。

そうかな?

私に似たんだと思っていた。お父さんもそうだったけど、私には言ってたからね。

そう?僕は気が付かなったよ。

自分の子供にはさ、具合悪いとかそんな泣き言みたいには言わないでしょ。でも具合悪かったり
どっか痛いと痛い痛いとうるさかったよ。

知らなかったな。そうなんだ。

あんたはじっと我慢するでしょ。子供の頃からだけど転んで足が血だらけになって痛いはずなのにいたくないって言い張る人だよね。

ついこの間も転んで同じような事があってね。ズボンもびりびりに破れたんだけどね。

ケガはしなかったの?

大きなけがじゃないけど、皮膚がめくれてしまって・・何か所かね。

痛いとは言わなかったんでしょ?

そのあとに、すぐにここに来たんだよ。先々週だけど、痛かったけど言わなかったでしょ?

そうなの?知らなかったよ。

痛いのを知られるのが恥じみたいに思うところがあってね。弱いところを見せたくなくて。

足の指折ったでしょ?家のテーブルかなんかにぶつけて。

うん。

後で整形の医者が、ここ折れていたんですね。もう治癒してますが、変にくっついていますと言ってたよ。

そうだね、今でも曲がったままだよ。痛かったけど、子供の頃だし痛いとは言えなくて。

そうだったんだね。我慢ば美徳と思ってるのかもしれないけど、正しい事じゃないよ。

そう?

我慢して自分の中で正しい事に導かない事もある。人の意見が必要だったり、時には専門家の意見も必要だよ。だから痛いと騒ぐんじゃなく、意見を求める事は大事なんだよ。

そうだね。その通りだ。

年寄の言う事は聞くもんだよ。

そう言って笑ってくれました。