今日は母の診察の日でした。

行くと、寝てる最中でしたが僕がなんとか起こして、トイレに行かせて戻ってきたら

内科の先生が部屋にいて待ってました。

 

 

少し先に勝手に部屋に入ってしまっていました。

 

おまたせしてすいません。

 

何の用?と母。

 

 

今日は月に一度の診察ですよ。血圧などを測らせてください。

 

看護師さんが熱を測ったり血圧を測ったりしている間、内科医が母に話しかけます。

 

息子さんが来てくれていいですね。なかなかそんな人はいないんですよ。

 

え?息子?いや、暇だから行くところがないんだって。ただそれだけできてるだけなんだから。

 

そういうと、内科医は暇でも来る方は少ないものです。でも、それくらい毒舌がいえてよかったです。

 

この程度で毒舌とは言えないよ。事実を言ってるだけだし。たださ、ここは病院じゃなく、高齢者施設だよね?

 

はい。そうですね

 

だとすると、この診察は施設から来てるわけじゃなく、わざわざ往診に来てるってことでしょ?なんでこっちから呼んでもいないし、症状もないのに診察をするの?その必要はないと以前もいったはずだよ。

 

いや、この診察は定期的な巡回です。病院で言えば回診に近いものです。それにこの診察で今日も便秘薬を出したり、胃薬を出したりもしていますよ。

 

それはいいけど、一か月に一度は短すぎるからせめて3か月に一度か、半年に一度にしておくれ。

 

いや、一か月に一度と決めているんですよ。それに薬をそんなに長くも出せないのです。

 

また母の持論が始まります。もうこの先生も慣れたものです。何度となくこういわれたのでしょうし、こういうと納得するというのも心得ているようです。

 

 

 

息子さん、かなりお母さんは若い頃は優秀な方だったのではないですか?

 

あーどうでしょう。若い頃はわかりませんが、僕の幼少期から、青年期はかなり優秀だったのだろうと思います。どうしてですか?

 

91歳でこの受け答えはすごいですよ、しかも核心をついてくるので。

確かに、患者さんの申し出がないと我々医師は往診はできません。

ただ、頭の方の病気がある事から、ご本人ではなく、最初に息子さんと契約書を交わしていると思いますし、施設からの申し出でも来れることになっています。

それは頭の疾病があるという前提だからです。

 

核心をついたと言われ母はにやりとしていました。