昨日は父の日でした。僕の父はもう亡くなっていますので父の日はなにかあったわけではないのですが、皆さんはお父さんになにかプレゼントしたのでしょうか?

僕は毎年父に父の日のプレゼントを渡してきました。

そうはいっても、僕も働くようになってからの事でずいぶんと父の日の存在を忘れていました。
始めて父の日にプレゼントを渡したのは、大学生のころで焼き鳥のセットでした。

父はお酒が好きでしたので、いつも自宅で晩酌をする人でした。
いつも晩酌はビールと日本酒。
テレビで野球中継を見ながらの当時の昭和のお父さんそのものでした。

家では白いステテコで白いU字のシャツを着ていました。
そんな父に最初にあげたのは、大学生くらいの時だったかなと思います。
焼き鳥を熱線で焼くだけのものでした。当時はこの熱線がニクロム線なんですが電気を食う割には
なかかな焼けず、また時間もかかるものだとは知らずに購入してしまいましたが、母から聞いた話ではありますが、父はニクロム線で焼き鳥が焼けるまで、ずっと眺めながら見ていたそうです。

僕もはじめて父の日にプレゼントしたのでどんなものか、興味津々でした。

父は毎日のようにその電気の時間のかかる焼き鳥焼き機を使い焼き鳥を焼いてくれたようです。

半年後くらいに、台所でみた焼き鳥焼き器は、真っ黒になって焦げていて、使い込んだ形跡がありました。
僕は使ってくれた事に感謝して、父に言うと父は、おまえがくれたからじゃない、焼き鳥がただ好きだからな。

そう言っていました。

もう捨ててしまいましたが、最後に父が亡くなり、自宅を売却するときにその焼き鳥焼き器がでてきました。
使い込んだ形跡もあり、真っ黒くなってたその焼き器は父の焼き鳥をやいた証であり、懐かしさでしばしその焼き鳥焼き器を眺めていました。

家の解体工事のかたずけで訪れた実家でしたので、必要なものは持って帰り不必要なものはおいてくださいと言われていました。
そっとその焼き鳥焼き器は実家に置いておきました。

思い出はここの家とともに。

そう納得させながら帰ってきた記憶があります。