また午前に母のところに行くと、介護士さんと言い合い最中です。介護士さんはいつも大変そうで、申し訳なく思ってしまいます。

この薬は何のための薬?

これは便秘の薬です。便秘になるので飲む薬です。

じゃ、私はいらないね。今朝出たもの。

それは薬を飲んでいるから出たんだから、飲まないとまた止まっちゃうんです。

いやいや、そうしたらまた飲めばいいだけだから。便秘じゃないのに、予防で薬は飲みたくないんだよ。

母は若い頃に薬局に勤務してたわけです。しかも根室市立病院から、帯広厚生病院、札幌斗南病院とかなりの大規模病院にいたんです。
昔は薬局ではかなりの方が勤務してたと思われます。
手作業で、粉薬のグラムを測り、それを一包毎に包んでいたんです。

いろいろな人に薬を出していましたが、薬の副作用もいろいろと見聞きしたはずです。
結果的に今の薬を飲まないようにするというところに行きついたのでしょう。

母の思いを大事にするか・・・息子としてはかなり悩むところです。

あら、あんたいつ来たの?

今だよ。また薬飲まないでがんばってるの?

出ないときに飲むよ。でも毎日はいらない。出たときにわざわざ飲ませる必要はないでしょ?出てないときに飲むもんだよ。

出ないで苦しんだらかわいそうってきっと思ってくれてるからだよ。

いや、仕事だからだよ。あんたはわかってない

そんな事ないよ。

仕事でなければ、なんでこんな見ず知らずの90超えのババアに親切にいうわけないでしょ。
世の中そんなもんだよ。

そうかなぁ。

あ~めでたいね。あんたはおめでたい理想主義だったね。

そんな事はないと思ってるんだけど・・

世の中は誰も無償でなんかしてくれるとでも思う?無償でやるのは愛情がある場合のみだよ。あの介護士が私に愛情を少しでももつとでも?

うーん。

愛情があるのなら無償でもあるさ、家族愛や夫婦愛や、恋愛ならさ。

うん。それはわかる。

あんたはあの人がおなかが痛いっていったら、仕事を休んで病院にでも連れていくの?

いや、そこまでは・・救急車を呼ぶよ。

ほら。そんなもんだよ。

愛情豊富な人はいい人だよ。愛情がない人はその点は欠けてるんだよ。

うん・・・

母の言う事もわかります。
薬からここまで言われるとは思わなかったのですが、間違ってはいないでしょう。