今日の昼休みに母の施設に顔を出すと、久しぶりに会う介護士さんがいらっしゃいました。

お久しぶりです。

たまたまタイミングが合わなかったですね。休んでいたわけじゃないんですよ。

そうだったんですね。

先日の七夕のお願い事は、お母さんの見て大笑いしました。さすがに渡邊さんだと思って。

そうですか?

だって92歳にして、願い事を大金持ちになりたいと書くんですよ。すごいですよ。すごすぎです。

確かにそうですね。考えてみたらそうかもしれません。

昔からそういうお母さんですか?

そうですね・・そういう感じでした。

面白いお母さんでしたでしょ?若い頃も。

面白いというか・・・まあ、困った事も多かったですよ

どんなエピソードがあるんですか?

例えばご飯をまったく作れませんでした。料理が嫌いでした。

え~。そうなんですか?

はい。料理が嫌いなだけならよかったんですが、たまにやる事があったんです。

うんうん、そうでしょうね。

そうすると、失敗作を家族は食べないといけません。それがつらかったです。

失敗作??

ご飯を炊くと水加減ができないので、お粥になるか、真っ黒く焦げるかです。10回炊いてもまともに食べれるのは2度くらいでしょうね

あらら・・・そりゃ大変でしたね。

目玉焼きをやいても形がほとんど残りません。

どういう意味ですか?

ぐちゃぐちゃになっちゃうんです。

あらら・・・フライパンの問題でしょうか?

いや、不器用なんできちんととれないんです。だから他の家の子が目玉焼きをやはりテレビで
見るような目玉焼きを食べると小学生のころに聞いて驚きました。一般家庭ではできないものだと
思ってました。

面白すぎですね。渡邊さん家は。

そうなんです。そんな幼少期をすごしていました。

介護士さんとの会話を聞いていた母は少し口をはさみます。

料理が下手なのは認める。でもさ、こうやってネタになるんだからいいんだよ。面白ネタでしょ?

まあね。面白く過ごさせてもらったよ。幼少期は。

出来過ぎより、いいんだって。大人になるのが早いはずだよ。

母親のいうとうり、僕は子供の頃から一人でスーパーで食材を買ったり、総菜を買ったりする以外はなかったので買っていました。
小学校3年くらいの話です。