母がまたお風呂にはいらないと介護士さんと言い合いになっているようです。間にはいると、お風呂に入らなきゃいけない理由を説明してと言い張っています。

なんでもいいけど、きちんと説明して。なぜお風呂にはいらないといけないの?

規則で週に2回入る事になっています。なので、今日はいらないと5日以上はいっていませんよ。

だからどうしたの?お風呂に入らないとなんだっての?

いや、キマリですから。

キマリだからなに?

ここは介護士さんとしてはきちんとルールに乗っ取ってという考えなのでしょうが、母はその理屈をしりたいというのでしょう。

あんたいいところに来たね。なんでお風呂にはいらないといけないのかきちんと説明してちょうだい。

お風呂?お風呂ね・・・まずは、清潔に保つってことかな。

私が汚いというの?

ううん。人は皆数日でいろいろと汗とかさ。よだれとか、いろいろだけどね。それを流す事と、お風呂で温まるってことだね。温まって結構をよくするとか。

血行ね。それは大事かもしれない。

じゃこれからお風呂はいろうか。

うーん・・・仕方ないね。

よかったよかった。

でもね。もう92歳になったんだ、この年になったんだから楽させてほしいよ。

楽?

この高齢者にとっては、お風呂も大変な重労働なんだよ。だから楽になりたい。

うーん・・そうか・・・まだ92歳だからさ。これから青春だって!

青春?青春どころか、こっちは黒い冬だよ。

あ、それ面白い!さえてるね。

息子さん、ありがとうございます。なんとか入りそうですね。

はい。とりあえず浴室まで一緒に行きます。そこで今日は帰りますので。

はい。よろしくお願いします。

やっと入ることに合意したようです。しかし、毎回毎回は大変です。介護士さんには頭が下がります。
母はもともとはこんなに理屈っぽい人ではなかったのです。
この感じは父でした。
父は、屁理屈というか、どんな問題でも自分流を振りかざす人で、そこにも理屈がきちんとありましたので、それを曲げさせることは容易な事ではなかったのです。

まさに、父が乗り移ったように屁理屈をいうようになりました。